The Art from Hokkaido by SHIRAKAWA Hiromichi

Japanese artist's gallery and diary

KOTOBA

【貌花 KAOBANA#38】写してたの忘れてた - 1

ゼラニウム / Geranium こんなの撮っていたんだ …… 。 ブログ記事のネタ探しでHDDの中の膨大な画像ファイルの山を分け入りながら長い長い道のりを一歩づつ見て歩くうちに、写した事や経緯もとっくに忘れていた一枚に出くわすことがある。一瞬、まるで自分の…

【貌花 KAOBANA#37】 花と剣 - 2

グラジオラス / Sword lily ▪️この花全般の花言葉は『密会』『用心』『勝利』『忘却』『思い出』と、どうしてもきな臭いモノとなる。 ▪️グラジオラスはその姿形が「剣」に似ていることから『勝利』『挑発』といった花言葉が生まれ、古代ヨーロッパでは、身…

【札幌DRAG #17】春暁

あか-つき【暁】 太陽の昇る前のほの暗い頃を言う。それからもう一つの意味として、待ち望んでいたことが実現する、その際。というのがある。 ついにやって来るのか…。

【貌花 KAOBANA#36】偲び草

偲び草 故人を偲ぶ気持ちを品物に変えると言う意味。 カーネーション / Carnation その流浪の僧侶は母を偲び 物だけでなく一つの句を遺した。 うどん供へて、母よ、わたくしもいただきまする 詠人の名は…種田山頭火。 これでもか、これでもか、というぐらい…

【三角の山 #47】花あかり - 1

桜は古くから日本人の目を楽しませ心を癒してきた。 と同時に感性を揺さぶられた人々は 桜にまつわる〝 言葉 〟をいくつも生み出した… 。 〝 花明かり 〟 桜が満開となりその花びらの色が夜の闇の中であっても ほの明るく感じられるということを意味する… 。

【Toy Cars #59】人気者

「協業」は出来ても「統合」なんて無理だろうなァ…と思っていたらやっぱりダメだった。2月13日、日産とホンダの経営統合の話し合いは事実上決裂した。でも競争の激しい自動車業界においてはくっついたり離れたり、そして売却されたり…似たような話はいつの時…

【三角の山 #44】 終冬 - 5

おそらく…貴方が雪国に住んでる人なら 共感してくれるかもしれない。 雪どけ始めに眩しくも暖かな日差しが差し込む中で ザクザクと歩きながらふと気が付くこと。 感んじるモノ。

【Toy Cars #58】 faces

ミニ ジョン・クーパー・ワークス / TOMICA MINI Cooper JCW / TOMICA たかがミニカー…………なんだが 光を変えただけで 様々な〝 表情 〟や〝 絵 〟に変わり、 つい面白くなって 夢中でシャッターを切り続けた。 ミニ ジョン・クーパー・ワークス / TOMICA …

【札幌DRAG #09】あたらしき年 - 1

新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事 ……… 大伴家持 『万葉集 巻二十』より

新春2025【貌花 KAOBANA#35】〝 無 〟から始める

菊 / Chrysanthemum 明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いします 2025年( 令和7年 ) 1月1日 菊 / Chrysanthemum 今年一番最初の記事にあえて真っ白な無色の花を選んだ。 たいてい〝モノゃコト〟はいつも何もないところから始まる…

【小樽観楓 #14】花野

露 ふ む で 指 す 方 も な き 花 野 哉 ……………… 尾崎放哉

【小樽観楓 #12】

運河やその周辺の風景を巡り市場で買い物して海産物を食べる。他に欲しければお寿司やあんかけ焼きそばだってある…。小樽の観光と言えばまぁ大概そんなところだろうか。それも悪くはないがやっぱり旅の一番の醍醐味は情報やマニュアル通りに動いた時ではなく…

【小樽観楓 #11】

なんだか芝居で使う舞台装置のハリボテが並んでるみたいだ。 色とりどりの看板、 長い間雪や風雨に晒され色褪せた壁、 空を絡まるように伸びる無数の電線やアンテナ。 そして……………… 猫。

【小樽観楓 #10】

個人的な意見だが〝 花園 〟のこの一帯は北海道では中々お目にかかれない貴重な空間だと思っている。しかし近年、店舗自体が潰れてなくなりそこだけすこーんと空き地になったり無味乾燥なコインパーキングに変わっていたのを見るにつけ、いつまでこの雰囲気…

【小樽観楓 #9】失われた光景

この場所のこの景色の中心を成していた建物は残念ながら撮影後間もなく取り壊されてしまった。もうこの景色は実際に目にすることは出来ないが写真だけは殘された。でもたかが一枚の写真はいずれ時を経れば経るほど一層その輝きを増し、この街の人々に多くの…

【小樽観楓 #8】

小樽へ来る度にこの界隈には出来るだけ足を踏み入れシャッターを切るようにしている。もしかすると次に訪れた時、全てが取り壊されて更地にでもなっているんじゃないかという不安がいつも頭のどこかにあったからだ。 全ては移り変わる。 〝 写真 〟は一期一…

【札幌DRAG #08】 夜鏡 - 1

〝 月 〟を愛でる時 …… 晴れた夜空にポツンと月一つだけ輝くよりも周りに雲があった方がどことなく絵に色気が出てイイ感じになる。 今夜は奇しくもスーパームーンと言っていつもより月が見かけの直径で14%大きく見えるチャンスということらしい。 果して今宵…

【札幌DRAG #06】 夏の風 - 4

私は風 見知らぬ町の 街角に立ち 人波の中 漂う私 明日はどこへ 終わりのない旅 作詞:Maki Annette Lovelace

【札幌DRAG #05】 夏の風 - 3

風と共に 今日が緩やかに終わっていく 人混み掻き分けて黄昏の街 行こう チケットなんかいらない 行き先は自由 飛び立て心よ 風と共に …… 作詞:宮本浩次

【札幌DRAG #04】 夏の風 - 2

風が強い日 風が強い日 雲が流れてく 乾いた通りに ほこりが舞ってる 足を止めて ふり返ればそこに 長い影が 腰をおろしてる …… 作詞:Joy-Pops

【三角の山 #39】 雨 音

早朝の闇にただ雨音だけが響く。 人々は既に眠りにつきクルマも姿を消した。 不安や恐怖や沈黙も いずれ朝陽と共に消えてしまうのだろう… 。

【貌花 KAOBANA#34】 花と剣 - 1

グラジオラス / Sword lily その名は 古代ローマの剣であるグラディウスの刃に似ていることに由来する。 リドリー・スコット監督で昔『グラディエーター』という映画があったが 随分と物騒なモノに喩えられたものだ。 正直その美しさには相応しくないように…

【Toy Cars #57】 弾 丸 - 3

'63 FORD THUNDERBIRD / Jada Toys 弾丸よ永遠に…。 時は流れ、流行は気まぐれに変化する。昔はセダンやハードトップ、今じゃSUVやワンボックス…特に日本では軽が主流になってしまった。更に自動車は流行の他に石油から電気へと世界的な大企業や国家や政治…

第7回 圓展

私の学生時代の恩師夫妻が中心となり創作活動を続ける仲間たちが作品を持ち寄って4年に1度開かれる展覧会が本日23日始まった。 今回で7回目となり私のような嘗ての教え子や書道教室の生徒さん、友人やその知人と年齢も作品ジャンルも違う作り手30人の大所…

【貌花 KAOBANA#33】名もない花などない - 2

自分が手に入れたわけではなく たまたまウチにあったので いつもとは違う感じで何となく写してみた。 今回記事にするにあたって この花(植物?)の名前を調べているのだが まだ判明できていない。

【貌花 KAOBANA#32】名もない花などない - 1

なんていう歌詩を歌手が歌っているのを何気なく見ていた…。 まぁ…名前なんて人間が勝手につけるモノだし… どこか我々人間の上から目線的で偉そうな言い回しのように聞こえた。 本来は… 花屋で売られている高級な切り花も アスファルトのひび割れを突き破って…

【Toy Cars #56】 弾 丸 - 2

'63 FORD THUNDERBIRD / Jada Toys 1950年代、あの天下のフォードが満を持して世に送り出した〝 サンダーバード 〟には各世代毎に〝 ニックネーム 〟が付けられていた。 初代は〝 Little Bird 〟と呼ばれ二代目は初代の2シーターのピュアスポーツから…

【札幌DRAG #01】 朝、人は生まれ変わる

人はまた生まれ変わる。 光を浴びて新しい自分が生まれる。 これは新たな旅の始まりだ。 おかげさまで本日このブログは2019年の開設以来満5年となりました。 今後ともご贔屓の程よろしくお願いします。 個展やグループ展などリアルな展示を今後何十回開催し…

【花見坂 #12】錆とシミと

とかく人や都市というのは〝 それ 〟を毛嫌い 時に覆い隠し新しくしてしまおうとするのだろうが… 〝 それ 〟はまさに街が此の場にあり続けてきたという 〝 時間や歴史 〟の積み重ねでありその欠片であると思う。

【花見坂 #10】

小樽に来て住宅街の一角のどこか古い家屋の並んだ中に自分の身を置いてみると 「タイムマシンで…」とまでは言わないが「あれ?」と一瞬だけ 20年30年前の…若しくはそれより以前に目にした あの時の感覚が蘇えることがある。