The Art from Hokkaido by SHIRAKAWA Hiromichi

Japanese artist's gallery and diary

【五輪後記#2】日本の〝戦後復興〟がいかに〝偉大〟であったか

 

 

民族や国が違えば

こうも結末が変わるものか……。

 

 

今年のお盆も終わるという

まさに昨日、

タリバンが勝利しアフガニスタン全土を制圧 〟

というニュースが世界を駆け巡った。

 

 

アメリカや国際社会が

じつに〝 20年 〟という歳月をかけて

作ってきたもの、

支えてきたものが

アッという間に崩れ去った。

 

 

ロシアの報道では

『アフガンのガニ大統領はヘリに

いっぱいの現金を詰め込んで

さっさと国外脱出した。

現金の一部は入りきらず

飛行場に残された。』

という。

 

 

NHKからは

見通しの甘さという意見への

アメリカ側の反論なのか

アメリカ軍の元大佐は

『アフガン政府軍は汚職で士気低下していた。

兵士は指揮官を信頼できないので

タリバンと戦おうとしなかった。』

などと語っている。

 

 

ヘリに詰め込んだ〝 カネ 〟も

汚職で使われた〝 カネ 〟も

ひょっとして

国際社会が出した善意の一部ではなかろうか?

などと私は想像してしまった。

 

 

国際援助の〝 塩梅 〟の難しさを考えさせられる。

大変かもしれないが

そういうところには

時間が掛かるとしても

かえって

彼らの為に国際援助などはせず

自力に任せたほうがいいのか?

 

 

例えば〝 20年 〟という歳月を

日本に当てはめてみると

1945年のあの焼け野原から

1965年はまさに

東京オリンピックを開催・成功させてから

一年後の事だ。

日本人はなんとオリンピックを開催していたのである。

戦後復興を成し遂げて

さらには

世界で第2位の経済大国を

目指そうという時だ。

 

 

見てみろ、アフガニスタンを…。

〝オリンピック〟なんて夢のまた夢。

そんなコト想像すら出来ない。

20年経っても

自分たちの〝生活〟や〝自由〟を

自分たちで守ることもできない。

守ろうともしない。

闘おうともしない…。

何なんだアイツらの〝ザマ〟は。

汚ったねぇ髭伸ばして

銃振り回して

暴力振って

騒いで

飛行機にしがみついて落っこちて死ぬ…だってよ。

ギャグだ。ギャグ。

キチガイ

お笑いのコント。

中国にもとっくに抜かれてしまって…。

アイツらは100年経っても進歩なんかできないだろう。

100年後も汲み取り便所でクソしてるに違いない。

所詮〝イスラム〟なんてその程度だ。

 

 

なぜこんなに〝 天と地 〟ぐらいの

差が出てくるのか。

それは我々が〝 日本人 〟であるからだ。

他の宗教・民族の奴らには絶対できない。

〝 日本人 〟であるから

世界で〝 唯一無二 〟の事を成し遂げる事が出来た。

まさに今回の事件は

世界にそれを証明し

思い知らしめたニュースでもあった。

 

 

 

【五輪後記#1】名古屋のバカ市長

 

その男は ……

 

メダリストから渡されたメダルを

迷う事なく首に掛けると

金色に輝く本体を口まで運び

〝 噛 ん で 〟から

報道陣にニヤリとポーズを決め込んだ…。

 

 

そのわずかな時間の間に

いかにも颯爽と

いかにもスムーズに

いかにもあざやかに

〝 メダリストの表敬訪問 〟という

マスコミ向け儀式の

〝 つかみ 〟の〝 画 〟を

冒頭から報道陣に提供できた事に

よっしゃ!と、

満足していたに違いない。

 

 

その男の名は

元〝 民主党 〟の衆議院議員

名古屋市

河村たかし

その人である。

ああいう

デリカシーの無い

声がデカくて

高圧的で

鈍感力の強いオッサンというのが

いっち番めんど臭い。

 

 

しかしその男の取ったあざやかな行動は

たちまち

ネット民からはもちろん

J O C どころか、

海外のメディアや

選手の所属先、愛知を代表する天下の〝 TOYOTA 〟など

あらゆる方面から批判に晒され、

男の計算とは違う方向へ走り始める(笑)。

 

 

その行動は

あまりにも軽薄で侮辱的で不快なモノであった。

あの映像を見て私が最初に感じたのは

〝 噛んだ 〟あと、

メダルから中年ジジィの臭っさくて、酸っぱい唾液のニオイが漂ってくると思うと

『ゔぉえぇ〜〜〜〜』

何とも気分の悪くなるモノだった。

メダルを見る度にそのニオイが漂ってきて

あの男のツラと嫌な思い出が蘇る…。

なんと最悪なコトだろうか。

 

 

あのメダルは日本女子ソフトボールのチームが

勝って当然…という期待とプレッシャーの中、

アメリカ代表と死闘を繰り広げ十数年ぶりに勝ち取ったメダルであった。

それだけにメダリストの彼女が気の毒になってしまった。

 

 

この男にとっては

〝 メダリストの表敬訪問 〟という

役所の行事にいかにもありがちな

自分にとっては大して興味がなくても

スケジュールの中に組み込まれ、

さっさと消化させたい公務ゆえなのか

報道陣に一発ギャグでもかまして〝 うけ 〟でも狙ったのだろう、

さっさと終わらしてしまおうというのがみえみえであった。

更にマズイことに会談中メダリストに対して

次々とセクハラまがいの質問や言葉を雑に浴びせかけ

火に油を注いでしまった。

元々興味が無いから会ってもくだらない質問しかできない。

だったら最初からこんな訪問イベントなんてやらなきゃいいんだ。

コレこそ税金と時間の無駄遣い…だ。

 

 

そしてまさしく今日。

この男が記者の前に出て来て

その件についての釈明・お詫びと質問に答えていたのだが、

これが何とも言えない醜態を晒していたのだ。

人に詫びるのに正装し直立するのでもなく

ボサボサの寝癖髪のままラフな格好で出て来て

会見台に両手を前につき肩を突き出すようなポーズで

終始あの汚い名古屋のズーズー弁で記者団に弁解し始めたのだ。

 

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なんだコレ……………この態度は。

コイツの〝 ホンネ 〟がモロにその態度に現れている。

これが本当に反省してる人間の態度なのか?

絶対世間とか世の中舐めてるよな。

自分の中でどんどん怒りが込み上げてくるのがわかった。

 

 

コイツの傍若無人ぶりは

尾張の信長 〟でも気取ってるのか?

あのわざとらしくて汚しい下品な言葉遣い。

地でやってるのか確信犯なのか。

コイツは立場上天皇陛下に会ってもこんな口の聞き方をするのだろうか?

いい歳こいて普通に喋れないのかコイツは。

ここまで来るとキャラとか個性ではなく

単なる〝 品性 〟〝 下劣 〟というしかない。

ヤツのツラや態度、目つき、その言葉遣いからは

反省しているどころか

逆に世間に対して挑戦的なモノを感じる。

 

 

今の日本の総理大臣にも言えるのかもしれないが

政治家にとって〝 コトバ 〟というモノが

いかに大事であるかを思い知らされる。

だからと言って〝 進次郎 〟みたいに

ペラペラな若いヤツがペラペラペラペラ語る姿や

神奈川県知事の〝 黒岩 〟がかつての職業病なのか

女の腐った奴みたいに

テレビの生放送でなんでもペラペラペラペラ暴露してしまったり

(国会議員で安全保障の分野を担当してなくてよかった)

ああいうのはホント信用できない…。

アイツらの〝 軽さ 〟にはある種の〝 ヤバさ 〟さえ感じてしまう。

 

 

 

河村という男が一体何を成し遂げたというのだろうか。

コイツは単なる国会の中で自分の居場所がなくなって

地方の市長に成り下がった輩だ。

何期もこんなヤツ当選させる名古屋人を私は理解できない。

コイツに一票入れた連中

支える市民団体や推薦した政党。

今何を思うのだろうか…。

何とも感じないか(笑)。

もうオマエら…救いようがねぇな(笑)。

左翼はやっぱりいつも最後にバカで下品な姿を晒す。

政治家は勘違いするなよ!

いくら自分が選挙で当選したからといって

オマエという人格の全て

オマエの家族や親戚

オマエのプライベートの

あーっらゆる事全てが

支持されわけじゃないからな。

自分のやる事なす事全て許されるなんて思うなよ。

 

 

この男にはそれがまだわかってないようだ。

河村、

お前は馬鹿なんだから

他の奴らみたいにさっさと辞任しな。

 

 

 

【Toy Cars #16】サーキットの侍 2

 

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SUPER GT500 RAYBRIG NSX Fuji1000km / EBBRO

 

 

 

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SUPER GT500 RAYBRIG NSX Fuji1000km / EBBRO

 

 

 

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SUPER GT500 RAYBRIG NSX Fuji1000km / EBBRO

 

 

 

先月初旬の話になるが……。

いつものようにネットでニュースサイトを眺めていたら

画面の隅の方に並んでいた

別の小さな記事の見出しに目がいった。

 

〝 老舗のミニカー専門店「ミニカーショップイケダ」を運営 イケダ模型が破産へ 〟

 

ミニカー関連の記事が出るなんて滅多にないし驚いた。

ここのサイトはいつも定期的に見ていただけに

記事の内容を読んで更に驚いてしまった。

ネットの、

悪く言えば無味乾燥ではあるが

いっぱい〝 モノ 〟で溢れかえる

画面の中だけの夢のような世界においては

リアルな経営者の表情や

経営における現場の生の空気を伺い知ることはできない。

だからある日突然こういった事が起こり

皆がそのギャップに「えっ」と驚く。

 

 

こういう時代だからもちろん

イケダさんでも実店舗の他に

ネットで販売もしていたし情報発信もしていた。

な・の・に・だ ……。

更に私を一番驚かせたのは

〝 東京 〟という日本で最大級の市場のド真ん中で商売が出来たのに

経営を続けていけなかった事である。

 

 

実は数年前に一度店舗に訪れたことがあった。

台湾か中国人らしき女性が先客にいたのを覚えている。

海外からも…。さすがだなぁ…。

駅から近いところにあって

こじんまりとはしていたが品数は豊富らしく

トミカのような小さいものからコレクター向けの高級なものまで揃っていた。

私が探していた発売から少々時間の経った商品でさえ

奥の部屋から出してきてくれて購入することができた。

な・の・に・だ ……。

商売とはなんと厳しく、残酷なものか。

 

 

御多分に洩れず札幌においても

所謂〝 街のおもちゃ屋さん 〟なる場所は

ほぼ絶滅に近い状況で

あとは量販店やショッピングモールで手に入れる事になる。

その他にコレクター向けのミニカーや模型ということになると

思いつくだけで4軒か…5軒…あるかないか…。

この街ではホント貴重な存在だ。

彼らはある意味文化の一端を担っている。

 

潰れないよう、暫くぶりに行ってみないとダメだな……。

 

 

 

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SUPER GT500 RAYBRIG NSX Fuji1000km / EBBRO

 

 

 

【夏を駆ける#2】2020年東京オリンピック開会式

 

 

 

険しい道のりだった…。

 

 

 

日本の成功を阻もうとする

国外そして国内の

ろくでもない勢力に屈することなく

よくぞここまで辿り着いてくれた。

いらない〝 ゴミ 〟は全部捨ててしまえばいい。

 

 

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そして正式に幕は上がった。

 

 

  

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 日本人どもよ……

あとはこの最初で最後の歴史的な灼熱の祭典を

たっぷりと堪能しようじゃないか…。

 

 

 

 

  

 

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五輪大橋豊平川札幌市南区川沿 / Kawazoe, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 


 

い ま は む か し ……… 。

 

遥か49年も前

我が住む札幌の地でも五輪の旗がはためいた。 

 

  

 

 

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五輪大橋札幌市南区川沿 / Kawazoe, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

 

 

夏 草 や    兵 ど も が    夢 の 跡 ………… 。

 

刻は風にさらされ

記憶は夢に薄れて行く。

 

 

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai , Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai , Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

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札幌市南区真駒内 / Makomanai, Minami-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 







そして今、

思いもよらなかった…。

 

刻をとび超え

再びこの地で

批判や葛藤に迷いながらも

街は静かにそのエンブレムを掲げた。

 

 

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札幌市中央区大通り西10丁目 / Odori , West10, Chuo-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

祭のクライマックス、

我々は此処で

戦いの絶頂を目撃する。

 

 

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札幌市中央区大通り西10丁目 / Odori , West10, Chuo-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

 

 

 

  

札幌交響楽団がドイツ・グラモフォンからCDを発売!

 

先週アップできれば良かったかもしれないが

 

7月7日は、なんの日?と聞かれて

〝 七夕まつり 〟………と、きっと普通は答える。

 

でも、今年に限ってはそうじゃなかった…。

 

〝 札幌交響楽団 〟が新しいCDを発売した日…だったのだ。

なぁ~んだ……と思うだろうが

ただのCDじゃない。

日本に数多くある〝 いち 地方オーケストラ〟が

なんと、

あのクラシック音楽の老舗レーベル〝 ドイツ・グラモフォン 〟から

初めて新譜をリリースしたのである。

 

     

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1982 武満徹世界初演曲集

岩城宏之(指揮)

札幌交響楽団

泉浩(アルト・フルート)、篠崎史子(ハープ)

収録:1982年6月27日  札幌市民会館

品番:UCCG-45008/9

 

 

カラヤンだのベームだのクライヴァーだのバーンスタインだのベルリンフィルだの…

数々の名盤録音を遺して

多くのクラシックファンに親しまれている

あの名門レーベルの黄色のバッジを付けて出してくるのである。

ちゃんと調べたわけじゃないので確実なことは言えないが

日本の〝 地方オーケストラ 〟であそこから出した例は

殆どないんじゃないか?あっても数例だろう。

N響でさえそんなに出してはいないはずだ。

それだけに大きな価値のあるコト…だと思う。

今年の初め頃だろうかこのリリースの情報をネットで見た時

思わず『おぉ、』と唸った。

 

 

大袈裟かもしれないが

これはある意味

楽団にとってはもちろん、

我々札幌市民にとって、

札幌の文化にとって、

〝 歴史的な日 〟…と言えるかもしれない。

例えて言うならば

日本人で札幌出身のベテランプロ野球選手が

満を辞してメジャーリーグの舞台に立ち、

その真価を問うようなモノである。

札幌というローカルの文化力が世界に試されるのを意味する。

 

 

以前から日本の地方の財政状況が厳しい中で

地方オーケストラの経営が大変だという話をテレビやニュースなどで聞いていたが

そこに〝 コロナ 〟が直撃した。

彼らの苦しい状況は容易に想像できる。

平時であれば今の時代日本では毎年のように欧米から

本場のオーケストラが来日し本物のクラシック音楽を楽しめる時代だ。

どうしても地方オーケストラを格下に見てしまい、

彼らの演奏から足を遠避けてしまう。正直私も含めて…。

だからこそ地方オーケストラが生き残っていくためには

何かしらの〝 価値 〟がなければならない。

実際にみんなに見える〝 カタチ 〟で。

素人でもわかる〝 カタチ 〟で…。

と、考える時に老舗レーベルからのリリースというのは

その価値と影響力において一役買うはずだ。

なんだか『コンサート行ってみようかなぁ~』なんて気にもなる。

さらに興味深いことは

この録音は〝 ドイツ・グラモフォン 〟が企画し録音したモノではなく

1982年当時FM北海道札幌市民会館で行われたコンサートを

録音したものが音源となっている。

約40年も前の地方のFM局が録音したものが

老舗音楽レーベルのCDの音源として聴くに堪えうるクオリティだという…こと?

日本の当時の録音技術がすでに優秀だったということを証明した?

のだろうか。だって40年も前だよ…地方の。

これは驚きに値するのではないか。

 

 

店に立ち寄ると既に売り切れで入荷待ちになっていた。

別の店に行って手に入れることができた。

私と同じような思いの人達が他にもいるんだな…と。

今どきアイドルじゃあるまいし、

クラシックのCDが売り切れで入荷待ちなんて聞いたコトがない。

密かにみんな注目しているのか?それはとても良いことだ…。

 

 

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ここ20数年の間に札幌で、あるいは北海道で

おらが街のサッカー、野球、バスケットなどのプロチームがようやく誕生し

文化を楽しむ幅が大きく拡がった。

札幌交響楽団は地方オーケストラとはいえ

今年創立60周年を迎える老舗のプロの楽団だ。

札幌の文化においてスポーツの分野よりもいち早く

文化を作り上げようと頑張ってきたおらが街のベテラン的存在である。

経営がぁぁ……などと言われながら海外公演も積極的に行い

地道に頑張ってきた努力の一つの結晶でもある。

老舗レーベルからのリリースということで

おそらく少なからず海外の店舗でも並ぶ機会はあるはずだ。

世界で日本のオーケストラの評価や価値を

上げていくキッカケになって欲しいと思う。

 

 

ヒトが様々な文化を享受できるというのは

その国やその地域の平和や豊かさの証明でもある。

地方にいながらスポーツや芸術を楽しむことができる…これがなんと幸福なことか。

今のシリアやミャンマーにそんな物理的で精神的な余裕など全くないはずだ。

でもこの国では当たり前すぎて

日本人にはその有り難みをあまり理解も意識もできていないような気がする。

週末にこれでも聴きながら

その有り難みをじっくり噛み締めたいと思うし

これからはもうちょっと札響を応援していこうかなという気になった。

 

 

この記事を読んでいるアナタの地元にも

頑張って活動を続けているオーケストラがあるはずです。

もうちょっと関心を寄せてみてはいかが……。

 

 

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追記 

▪️1995年、シカゴ交響楽団が来日し渋谷のオーチャードホールでコンサートを開催した。指揮はダニエル・バレンボイム。メインの曲目がR・シュトラウスの『英雄の生涯』で、他に武満徹シカゴ交響楽団のために作った曲があって、確かその演奏の終了後だったと思う。拍手の中で一人の小柄な男が立ち上がったのが遠目から見えた。「あぁ…」まさに武満徹その人だった。ホールの中で季節外れのニット帽を被っていたので違和感を覚えたが、もしかしたら…という私の悪い予想は翌年の1996年、現実のコトとなってしまう。それが武満徹を実際に見ることが出来た最初で最期の機会だった。

▪️武満徹岩城宏之、札幌交響楽団 …… この三つの要素をつなげるものの一つに『黒澤明』の名前が挙げられる。映画『乱』の音楽を担当したのが彼らである。随分昔に映画を見た時に最後のクレジットを眺めていたら〝 札幌交響楽団 〟の文字が目に入ってきた。ものすごく意外だった。なんでN響とかでなく札響なんだろう?という疑問と同時に何か誇らしい想いが湧き上がってきたのを記憶している。

 

白川裕理 写真展 …… 2年ぶりに開催決定!

 

先日東京都が4度目の緊急事態を決定し、

沖縄も引き続き延長。

さらに残念な事に

東京など一都三県での五輪の無観客開催が決まりました。

これまでと同様、これからもコロナとの闘いが続く中で

こちら北海道も事態の推移を見ながら

注意をして生活して行かなければなりません。

 

 

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昨年は先の状況が見通せず来客の見込みも期待できないことから

残念ながら個展の開催は断念したのですが

今年はワクチン接種も始まり

もしかすると年末には事態が好転し始めるのではないか…ということで、

本年12月、個展の開催をすることにしました。

 

 

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白川裕理 写真展 『 三角の山 』『 貌花 KAOBANA 』
 

会 期:2021年(令和3年)12月15日(水)~  19日(日)

会 場:札幌市民ギャラリー2階 展示ホール2

    http://www.sapporo-shimin-gallery.jp/index.html

住 所:札幌市中央区南2条東6丁目

    地下鉄「バスセンター前」駅10番出口から南(右手)へ徒歩2分

料 金:無 料


 

 今回は初めて2つのテーマで展示してみようかと考えています。

一粒で二度美味しい…。

 

このブログを見てくれている方のほとんどは

スマホの小さな画面で見ていると思うのですが

作り手としてはやっぱり

実物のプリントを間近に見て欲しいと思っています。

スマホの画面では解像度の落とされたモノを見ているわけですし。

実際に引き伸ばしされたプリントを見た時

かなり印象は変わるはずです。

見えなかったディテールが見えてくるのはもちろん、

スマホでは目と脳だけで見ている感じが

実際のプリントでは…というより実際展示されているモノを見るという行為は

目と脳に加え、体感するというか

体で見るような感覚のようなものが大きく違ってくると思います。

 

  

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 スマホの小っさな画面眺めて

「こんな感じか…」で終わってほしくない。

 

芸術だけでなく世の中のあらゆる事を

スマホだけで済ませて満足するようになったら

人類は必ず衰退に向かうだろう。

そしていずれ

 

 
世の中オワリ。

人間どもよ

お前ら 〝 オ シ マ イ 〟だ … 。

 

  

 

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興味のある方には是非足を運んで見てもらいたいと願う次第です。

 

 

【夏を駆ける #1】さぁ五輪だ!

 

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札幌市 / Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

 

ご存知の通り、思わぬ形で

まさかまさか、札幌でのオリンピックの競歩・マラソン開催…。

正直…………嬉しいですよ。

こんなチャンスもう最初で最後でしょう?

 

 

 

 

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札幌市中央区大通り西3丁目 / Odori , West3, Chuo-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

 

 

大通公園がその会場に使われるため

以前、運営や放送設備・医務室等の仮施設の設置工事が始まった

という報道は知っていましたが

先月27日、街へ用事があったときにちょっと様子を見に行ってみました。

 

 

 

ほぼ出来上がっていたような感じです。

準備は着々と進行中。

 

 

 

 

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札幌市中央区大通り西3丁目 / Odori , West3, Chuo-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

 

 

沿道からの応援は控えるように…と、言われてますが

遠くからでもいいので

この目で是非確かめたいものです。

 

 

 

 

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札幌市中央区大通り西3丁目 / Odori , West3, Chuo-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

 

 

オリンピックとコロナウィルス…。

 

 まさに、天国と地獄。

 

なんてこった…。

 

   

 

  

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札幌市中央区大通り西3丁目 / Odori , West3, Chuo-ku, Sapporo-shi, Hokkaido, JAPAN

 

 

 

 

 

さぁ皆さん… 二度とは味わえない特別な夏の到来です。