険しい道のりだった…。
日本の成功を阻もうとする
国外そして国内の
ろくでもない勢力に屈することなく
よくぞここまで辿り着いてくれた。
いらない〝 ゴミ 〟は全部捨ててしまえばいい。
そして正式に幕は上がった。
日本人どもよ……
あとはこの最初で最後の歴史的な灼熱の祭典を
たっぷりと堪能しようじゃないか…。
い ま は む か し ……… 。
遥か49年も前
我が住む札幌の地でも五輪の旗がはためいた。
夏 草 や 兵 ど も が 夢 の 跡 ………… 。
刻は風にさらされ
記憶は夢に薄れて行く。
そして今、
思いもよらなかった…。
刻をとび超え
再びこの地で
批判や葛藤に迷いながらも
街は静かにそのエンブレムを掲げた。
祭のクライマックス、
我々は此処で
戦いの絶頂を目撃する。