The Art from Hokkaido by SHIRAKAWA Hiromichi

Japanese artist's gallery and diary

【Toy Cars #16】サーキットの侍 2

 

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SUPER GT500 RAYBRIG NSX Fuji1000km / EBBRO

 

 

 

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SUPER GT500 RAYBRIG NSX Fuji1000km / EBBRO

 

 

 

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SUPER GT500 RAYBRIG NSX Fuji1000km / EBBRO

 

 

 

先月初旬の話になるが……。

いつものようにネットでニュースサイトを眺めていたら

画面の隅の方に並んでいた

別の小さな記事の見出しに目がいった。

 

〝 老舗のミニカー専門店「ミニカーショップイケダ」を運営 イケダ模型が破産へ 〟

 

ミニカー関連の記事が出るなんて滅多にないし驚いた。

ここのサイトはいつも定期的に見ていただけに

記事の内容を読んで更に驚いてしまった。

ネットの、

悪く言えば無味乾燥ではあるが

いっぱい〝 モノ 〟で溢れかえる

画面の中だけの夢のような世界においては

リアルな経営者の表情や

経営における現場の生の空気を伺い知ることはできない。

だからある日突然こういった事が起こり

皆がそのギャップに「えっ」と驚く。

 

 

こういう時代だからもちろん

イケダさんでも実店舗の他に

ネットで販売もしていたし情報発信もしていた。

な・の・に・だ ……。

更に私を一番驚かせたのは

〝 東京 〟という日本で最大級の市場のド真ん中で商売が出来たのに

経営を続けていけなかった事である。

 

 

実は数年前に一度店舗に訪れたことがあった。

台湾か中国人らしき女性が先客にいたのを覚えている。

海外からも…。さすがだなぁ…。

駅から近いところにあって

こじんまりとはしていたが品数は豊富らしく

トミカのような小さいものからコレクター向けの高級なものまで揃っていた。

私が探していた発売から少々時間の経った商品でさえ

奥の部屋から出してきてくれて購入することができた。

な・の・に・だ ……。

商売とはなんと厳しく、残酷なものか。

 

 

御多分に洩れず札幌においても

所謂〝 街のおもちゃ屋さん 〟なる場所は

ほぼ絶滅に近い状況で

あとは量販店やショッピングモールで手に入れる事になる。

その他にコレクター向けのミニカーや模型ということになると

思いつくだけで4軒か…5軒…あるかないか…。

この街ではホント貴重な存在だ。

彼らはある意味文化の一端を担っている。

 

潰れないよう、暫くぶりに行ってみないとダメだな……。

 

 

 

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SUPER GT500 RAYBRIG NSX Fuji1000km / EBBRO