人は人生の最後に
昔見た〝 いい夢 〟を
もう一度目にしたいと思うものなのか…。
1964年の当時
青年であり少年少女だった人達が見た
きっと鮮烈で衝撃的だったであろう、
あの〝変貌する街の光景〟や〝 熱狂 〟そして
数々の〝 夢 〟の記憶…。
それから五十数年の月日が経ち
大人になった彼らが
日本の社会を担い
〝令和〟の新時代になった今
ある者は亡くなり
ある者はその舞台の中心から退く時が来た。
(コロナもその背中を押した一因なのか?)
その世代の人達が
人生の最期の成果として
あの鮮烈な記憶を今度は自分たちの手で
作り出し遺そうとした…。
それが今回の〝東京五輪〟だったのか?
ふと頭の中をよぎる。
〝令和〟
〝コロナ〟
〝オリンピック〟
〝100代目のリーダー〟
〝選挙〟
これは単なる偶然の連続なのであろうが
〝ふと〟偶然の巡り合わせとは思えなくなる時もある。
変わり目。
節目。
区切り。
まるで何者かの〝見えざる手〟によって
動かされているような……
そんな感覚をおぼえる。
時代とは、このように移り変わって行くものなのか…。