The Art from Hokkaido by SHIRAKAWA Hiromichi

Japanese artist's gallery and diary

【Toy Cars #62】また逢う日まで

 つい先日の8月26日夜、TVの報道では珍しく、しかも各局において〝 一台のクルマ 〟が取り上げられていた。日産の〝 GT-R 〟が生産を終了したというのだ。栃木の工場で最後の一台がラインオフされた映像が流れ、その歴史が語られていた。

NHKのニュースから


その中で「環境規制の高まり」とか「開発費の高騰」とか「時代の変化」だとか「消費者には趣味性の高いモノよりSUVとか軽などの使い勝手の良いのが好まれている」と……そんな感じに要因を分析していたのだが、私には『何を今さら…』と、そのきまりきったコメントに物足りなさや違和感を感じる。そんなことは10年、20年前から世間やネットでもずっと語られてきたことじゃないか。『スポーツカーやスポーティなクルマなんて元々そんなもんだろ…。』

NHKのニュースから

 私が考えるにそれらに加えて今回の場合は特に日産自身の販売不振やコロナ禍以降の自動車の急激な電動化の流れに急ブレーキが掛かり、メーカーのプランの大きな軌道修正を余儀なくされ各部門が開発費の見直しに迫られた。更に企業はこれから継続的に人件費も上げていかなければならないという、世間の風潮も変わったところで日産にも大きな決断の必要性が出て来たためだと思うのだが。

 

 

〝 日産の真の復活はGT-Rと共にある 〟

 

NISSAN GT-RNISSAN GT-R NISMO GT3 / Majorette

 

5年後か10年後なのか…願わくは新型の誕生には国内向けだけでもいいので、GT-Rの名には〝 スカイライン 〟の称号を再び与えて復活させてほしい…と、個人的には思っている。

 

NISSAN GT-R / TOMICA + NISSAN GT-R NISMO GT3 / Majorette

 

NISSAN GT-R / TOMICA + NISSAN GT-R NISMO GT3 / Majorette