The Art from Hokkaido by SHIRAKAWA Hiromichi

Japanese artist's gallery and diary

遊・ゆう アートな五人展 後記 / We need〝 REAL 〟

 

 

フランス菊 / Oxeye daisy

 

 

Even if this world will make much progress in DEGITAL TECHNOLOGY,

We absolutely need to experience REAL ARTWORK !

 

 

 

カメラは〝 デジタル 〟が普通になった。

クルマも〝 電動化 〟の流れは止められないだろう。

技術は常に進化を続ける。

 

だとすると〝 アートの鑑賞 〟はどうなるか?

 

〝 本物 〟を見るという体験が

人間にとってとても大事なコトだというのは

誰しも異論はないはずだが

何百年も経った〝 作品 〟は

時が経てば必ず劣化が進行する。

だから

例えばオランダにある〝 フェルメール 〟の絵を

この日本で超高精細で超リアルに

ホログラム化し鑑賞する展覧会

なんてことが100年後には普通になるのかもしれない…。

そういう世の中になれば

やはり〝 本物 〟に触れるという体験は

今よりさらに人間にとって超貴重で

プレミアの付く贅沢なコトになるかもしれない。

 

日本は平和だ。

日本にいれば

毎年のように素晴らしい〝 作品 〟が来日し

堪能する事が出来る。

我々はいつの間にそれが

空気のように当たり前になってはいまいか。

 

じかに〝 本物 〟に触れるというコトが

やはり大事だと思うからこそ

〝 価値 〟があると信じるからこそ

たとえささやかなモノではあっても

我々は〝 SNS 〟だけでなく

〝 リアル 〟な個展やグループ展などに

こだわりを持ち、開催する。

 

 


28日の日曜

計6日間の展示が終わった。

こんなコロナ禍でも

来場してくれた方々に感謝します。

 

 



終わればアッという間だ。

いつものように〝 祭り 〟の後の寂しさと

『 心 如 水 中 月 』

何かが終わりを迎えた穏やかさのようなモノ…。

 

五人持ち寄れば五つの個性ある〝 作品 〟が見られる。

面白いコトだなと思う。

 

 

  『遊』は、

 絶対の自由と

 豊かな創造の世界である。

    白川 静「遊字論」より

 

 

向日葵 / Sunflower