株価、為替、先物。
毎週、毎日のように
日本だけでなく世界中から送られてくる
様々な数字や指標。
良い数字が出たと思えば、
悪い数字も出てきたり。
一体どっちなのか…。
右へ左へ振り回され、
上へ下へと突き動かされる
人の心理や感情。
先週こんな数字が出ていた。
去年の全国の主なスーパーの売り上げが5年ぶりに増加したという。
いわゆる〝 巣ごもり需要 〟などの影響で
売り上げの7割を占める〝 食料品 〟が数字を牽引し0.9%増となった。
対照的に〝 衣料品 〟は16.9%の減少だという。
外食を控え、自宅での食事が増えた。
そんなコロナ禍での日々の買い物において
正直我々は気にも留めないが
〝 8%に据え置かれた軽減税率 〟は決して馬鹿にできないのではないか…。
消費税率の10%への引き上げを目の前に
当時マスコミでは終日、
わざわざ小売側の手間だのコストだのを取り上げて
懐疑的な〝 空気 〟を電波で垂れ流し続けていた。
そこに登場した〝 野党の連中 〟をはじめ〝 政治学者 〟も〝 経済評論家 〟も
小馬鹿にし、反対していたのを記憶している。
でもどうだ、やればできるじゃねぇか。
マスコミも、誰も、ひとっ言も語る事はないが
これは〝 政治 〟の勝利と言えまいか…。
ほんの小さな勝利かもしれないが
我々は知らず知らずのうちにその恩恵を受けている。
中国から始まったコロナは年を越し、
依然として我々の生活を脅かし、まだまだ続く。
結果論かもしれないが、
長くなればなるほどこの2%分の恩恵は大きくなって行く。