この世の中
一番目に凄いヤツよりも
二番目に凄いヤツの方が
面白いコトができるのかもしれない。
たとえ万人に支持されなくとも、敢えてリスクをとり冒険に挑戦する…。
一番目のヤツには案外それができない。
例えばHONDAが1960年代にF1への参戦を決めたコトは代表的な例だ。
ファンはHONDAのそんなところが好きなのだ。
しかしネットではそれはもう90年代までの話で、
HONDAに対して
今ではつまらなくなったとか、
なにかとネガティブな意見が多い。
確かにHONDA自身にその一因があるのかもしれないが
なんだか厳しすぎるような気もする。
彼らは自動車メーカーでありながら
いまだ2輪でも世界でトップレベルの高品質な製品を送り出し、
今ではジェット機まで作るようになった。
日本国内でそんな会社が他にあるだろうか?
財閥の落ちこぼれ……三菱なんかよりずっと立派なものだ。
CR-Zはハイブリッドエンジン搭載の小型でクーペスタイルのスポーツカーだ。
発表されたのは2007年、量産されたのが2010年と
現在のように各メーカーから多くの車種で
ハイブリッドモデルがラインナップされていない頃、
〝 ハイブリッド 〟で〝 スポーツ 〟という稀有で意欲的であり、
遊び心のある試みだった。
日本カー・オブ・ザ・イヤーやグッドデザイン金賞を受賞するなど
大きな話題をさらったが残念ながら2017年に一代限りで生産を終了してしまった。
これから電気自動車の時代に入っていく中で
また別の形で復活してもらえたらいいなと思う。
先端から勢いよく伸びて行くフォルムは
まるでデザインスケッチから
そのまま飛び出してきたようなイメージである。
このミニカー、
カタチもさることながらモールドがきちっとシャープに出ていて
ライト類の中身も曖昧にすることなく納得できる見た目で
EBBROさんのいい仕事が光る好感の持てるミニカーだと思う。