The Art from Hokkaido by SHIRAKAWA Hiromichi

Japanese artist's gallery and diary

“ はやぶさ2 ”に思う…さっさと本気で日本は水素技術で世界を獲れ!

 先日、日曜日の真夜中2時すぎだというのに、私はその歴史的瞬間を見ようとTVの前で釘付けになっていた。
 ついに“ はやぶさ2 ” が “ りゅうぐう ” から砂を採集し、そのカプセルが長い年月を掛けて宇宙から戻ってきたのだ。しかしその歴史的瞬間という奴は中継のテレビ画面ではほんの数分?いや、数十秒の豆粒のように小さく細長い姿で…正直…アレ?…なんだ…という感じで早々に終わってしまったのだ。次の日の報道ではお決まりの市民の「やった!」「 万歳!」の大騒ぎ。さらに番組は中継に出て今回のプロジェクトで中小企業のこんな技術がこんな部分に使われましたと日本の技術力を誇示していた。確かに立派だ、よくやった、日本人として誇りに思う…。でも日本人は糠喜びして終わらしてはいけない。注意しろ! こういう大小様々に使われた技術を中国や韓国、朝鮮に絶対漏らさないよう、国はしっかり監視しないといけない。もうこれ以上あの苦い経験を繰り返してはいけないのだ。

  以前報道で聞いたことがある。パソコンのOSはいち早く日本人も開発していたそうだ。さらに驚いたのが次世代通信技術5Gのもともとの技術も日本人が作ったというではないか。でもいま現在それらの分野で日本はトップを走っているだろうか?それで日本は経済的に潤っているだろうか?…それは皆さんご承知の通りだ。最初に「できた~」と喜んだものの、いつだってその技術は外国人によって金儲けの道具に替えられてしまう。日本の液晶技術もそうだろ。日本のうまい苺も…オニツカタイガーも…。日本人は何をしているんだ…。いつも馬鹿を見るのは日本人だ。

 ということなのか…それに関連する話で、7日、88社の様々な企業が垣根を超えて水素サプライチェーン形成を推進する協議会を立ち上げたという、梶山経済産業大臣も参加した会議の報道があった。日本にとってこれはとても大事な話なのだが、いつものようにコロナ関連のニュースに霞んでしまった格好だ。地道に汗を流しながら研究を進め日本はいち早く燃料電池車の生産にはこぎつけた。とりあえず今日本は燃料電池の技術において世界トップクラスの位置にはいるのだろう。世界で最高峰の技術なんぞそう頻繁に出て来るもんじゃない。日本政府にもまだその認識が残っているんだなと少々救われる思いがした。だったらなるべく早く日本は一般に普及するのを世界に先駆けて “ 本気で ” 実現させてほしい…実現させるのだ。とにかく “ 世界に先駆ける ” ことが大事である。なんなら極端な話、燃料電池車を希望する国民に配布するという政策もあっていいだろう。
 日本人の悪い癖で周りをキョロキョロ見ながらアメリカや日本の周辺諸国の技術が上がってきたのを見計らってから出て行った時には必ず遅れをとっている(だからHONDAはF1やめて自らの技術を世界標準にするためGMと組んだわけだが)。その時にはもう遅いのだ。OSや5Gや液晶の失敗をもう繰り返してはいけない。これは多分、21世紀においての日本のラストチャンスに違いない。

 

みんな想像してみろよ…。

もしそのチャンスを逃して変化に対応出来ない時、

日本の自動車産業はトップから滑り落ち、

例えば中国やタイ、その他の国の下請化してしまうかもしれない。

挙げ句の果てに首の根掴まれて

何でもソイツらの言いなりにならざるをえない状況になる…。

そうなった時、日本人よ…

君はその屈辱に耐えられるか?

大事なモノを沢山失う事に君は我慢できるか?

 

だからこそこのチャンスを掴み取らないといけないんだよ。