The Art from Hokkaido by SHIRAKAWA Hiromichi

Japanese artist's gallery and diary

緊急掲載!『札幌で働く人16万人不足の試算』と、北海道のこれから

 今朝TVつけてデータ放送のニュース見てみるとこんな記事があった。『札幌で働く人の数は2040年には必要な数より16万人不足するという試算がまとまりました…。』札幌市の担当者は『将来の人手不足は深刻な状況だ。業種によってはさらに深刻な状況が続く可能性がある』と受け止めています。だってよ。この朝っぱらから庶民を不安にさせるニュース。
 北海道の人口減少問題がずっと言われている昨今、先日ネットでこんな報道にたどり着いた。北海道の人口を倍増させる計画が国交省北海道開発局が出したという。中身は500万人の中国人で倍増させるというものだ。ホントかデマなのかはわからない。まぁ私も馬鹿じゃない。ネットの情報は鵜呑みにしてはいけないことぐらいは理解している。基本的に信じてなんかいない。が、だがだ。もし仮に本当だとしたら……狂っているとしか思えない。自殺行為に等しい。絶対やめてほしい。ふざけんなよ、この馬鹿どもが! 香港のザマを見てみろ。南沙諸島がどうなったか見てみろ!
 気を取り直して…
 確かに地方からは札幌へ…そして札幌からだって人口流出(ほとんどは東京だろうが)は一向に止まらない。特に出産適齢期の女性が…という報道を以前耳にしたことがある。道も最悪とまではいかなくてもその手前の状況になった時の事を想定しておくべきだが『500万人の中国人』はないよ。けっしてあってはならないことだ。ただ増やせばいいという、想像力の欠如したあと先のこと考えない、単純でバカなアイディアだ。

 そこでド素人が考えてみた。北海道を隅から隅まで統治するのがもうダメなんだからやっぱり人を数カ所のエリアに集約すべきだろう。JRも半分の路線が無くなるんだろうし、この先どうにもならない、目立った産業・文化や祭りのない村や町は捨てる。『捨てる』というとネガティヴで悲しいが『還す』、使い終わった、役割を終えた町や村は『自然に還す』、という事だ。町や村も場合によっては市というのも『リサイクル』するという発想があってもいいんじゃないか。この前も札幌に熊が出て来て大騒ぎになったが、そういう動物が生息できるような人が入れない広範囲なエリアを作ってあげる。(国立公園にするとか)その土地はそのまま自然に侵食させる。それともう一つ、大事な事として放射性廃棄物をどこでどう処分するのかという問題がある。こういう事を言うと物凄い反発が出てくるのはわかるが、我々はこれまでの繁栄を享受できた以上、責任も伴う。いつの日か覚悟を決めないといけない日が来る。地下何千メートルに埋めるのではなく、広い土地を確保し、洪水にも地震にも耐えうる大きな倉庫(床のある)のような建物を作ってコンパクトに処理した放射性廃棄物を1万年なのか10万年なのか知らないが閉じ込めておく。もし放射能を分解できる技術ができた時すぐ手をつけられるようにするため。周辺はひっそりとした自然豊富なエリアになる。なるべくアイヌの神話のある場所は出来るだけ避けて建てる。そういう場所を確保するためにも人を数カ所の限られた大きなエリアに移動・集約させてコストを下げて統治しやすくする。
 北海道の知事に若い人が選ばれた。彼なら思い切った決断ができると思う。だが道民として一言いわせてもらうと我々は日本人である。日本人として間違った決断はしないでほしい。日本人の文化とアイデンティティを守るためだ。北海道を香港や台湾のように絶対してはいけないのだ。