The Art from Hokkaido by SHIRAKAWA Hiromichi

Japanese artist's gallery and diary

〝 HOKKAIDOの失敗に学ぶ 〟に、なんだか嬉しい…。

 北海道の感染がなかなか止まらない。今本州では落ち着いてきているにもかかわらず、特に札幌がここにきて異様なほどの感染者数の増加だ。4日は北海道で31人の感染者の内、29人が札幌市内で過去最高をまたまたまた…更新。何度更新したことか。私が住む中心街から離れた地域でも外ではいつものように車が行き交い、マスクはかけながらも人通りはある。正直ガラガラで厳しいムードが漂う状況からは程遠い気がする。私も含めて人も世間も医療現場もユルイところがあるのかもしれない。北海道民の気質なのかなぁなんて思ってしまう。
 同じく4日の報道だが、NYのデブラシオ市長が会見で経済活動の再開に慎重な見解を表明する際に、香港やシンガポールの他に北海道を感染が再拡大させた失敗例に挙げていたというニュースには少々驚いた。NYの市長が北海道を知っているなんて…。そんなに知名度があるのだろうか? NYのアメリカ人がHOKKAIDOと聞いて果たして理解できるのだろうか。理解できるとしたら驚きだし凄いことだ。不名誉な話なんだがその反面、チョッと嬉しかった。
 そんなんだから感染が止まらない!

 NYの市長の話だけではなく日々の新コロの報道には新たに気づかされる事がいくつもある。そのうちの一つにこれもNYの話だが、案外多くの日本人医師がNYで勤務している事だ。NYで医療崩壊が叫ばれ始めた頃、日本の報道において日替わりで違う日本人医師がインタビューを受けていた事があった。ビジネスマンやアスリート、芸術家だけでなく医療現場でもあんなに頑張っている日本人が沢山いるんだなぁ…と、これもチョッと驚いた事だった。