日本映画界の巨匠、黒澤明の直弟子で映画監督の小泉堯史氏が、NHKのEテレの番組内において師匠が彼に語っていたという言葉を紹介していた。印象的だったので、ここに書き留めておくことにする。
巨匠はこんな言葉を彼に語っていたそうだ…。
『 品 格 と 歴 史 は 金 で は 買 え な い … 』
……… 現代の拝金主義国家 中国に聞かせてやりたい。
日本人も肝に銘じるべきだが、私は〝 品格と歴史 〟の他にもう一つ書き加えたい〝 モノ 〟がある。
それは〝 文化・芸術の力 〟だ。
時が経ち、時代が変われば森羅万象すべての物が変わっては消えて行く。でもその中で唯一永遠に残るものがある……それは〝 文化と芸術 〟だ。特に〝 芸術 〟…芸術だけが最後に残る。文化はその国の存在意義を語り、文化を背景に生まれた芸術作品はその国の文化の質の高さを示すバロメーターとなる。つまり凄い芸術作品があって凄い芸術家達がいる国イコール凄い国ということになる。