〝 1/24 〟スケールといえば何を思い起こすか?
きっと〝 プラモ 〟だろう。
子供の頃よく作った…………。
でも数は多くないものの
同スケールでミニカーを出すメーカーはある。
すぐ思いつくところでは
〝 BBURAGO 〟とか〝 MAISTO 〟〝 MOTOR MAX 〟〝 JADA 〟などなど…。
あと嘗て〝 エブロ 〟にもラインアップがあった。
それからもう一つ、今比較的手に入れやすいモノで言うと
〝 WELLY 〟だろう。
数年前にどんなモノなのか試しに購入してみた。
この〝 WELLY 〟でイチバンいいところは
なんと言ってもこのサイズ、この価格帯で〝 ステアが切れる 〟ところだ。
やっぱり撮影する時に〝 ステアが切れる 〟と
絵に車の〝 表情 〟が出るのがイィ。
特徴をいくつか挙げると…
▪︎ ぱっと見、実車とそれほど違和感なくスタイルを再現している。
▪︎〝 オートアート 〟と同様にハンドルを切ると同時にステアが切れる。
▪︎ エンジンは再現されていてボンネットを開けると拝めるが
出来としては感動するレベルではない。
▪︎ ヘッドライト内部はこのスケールでもダボ付きで再現性に乏しく
正直〝 ド・アップ 〟には耐えられない。
▪︎ ドアは開閉式だがいわゆるあの丸くて大きな〝 ヒンジ 〟が飛び出るのモノではない。
▪︎ 内装の彩色は立派なもんじゃないがカタチはある程度出来ている。
▪︎ ルーフ天井はコスト削減のためか再現されてない。
▪︎ タイヤのトレッドは刻まれているが
側面はツルツルでロゴや文字・数字などの細かい再現はない。
▪︎ ボディ塗装は小さな欠けや禿げがあり決して丁寧とはいえない。
▪︎〝 WELLY 〟は車種によってカラーの選択がいまひとつ納得できなかったり
カラーバリエーションの少なさが残念なところだ。
(まぁコスト削減という事なんだろうけど)
となると〝 再現性 〟という点では……
むしろ〝 タミヤ 〟のプラモの方に軍配があがるのかもしれない。
〝 1/24 〟は〝 リーズナブル 〟ではあるが
〝 リアル 〟や〝 質 〟を求めるコレクター達には細部の出来に欠点が多く
その物足りなさにちょっと手を出しずらいところだろう。
先に紹介した米国系のメーカーはド派手にカスタムした個性的で
〝 非リアル 〟な〝 オモチャ感 〟満載のものが多く
その癖ある程度ボリュームがあり場所もとる。
何と言うかそういう中途半端なところが手を出しづらく
今ミニカーの世界では価格の面から言っても
〝 1/24 〟より〝 1/64 〟に市場を奪われている。
だ と し て も
このスケールに近くギミックありの出来のいい〝 1/18 〟を購入するとなると
平気で¥2万とか¥3万出すのが当たり前になった時代に
〝 WELLY 〟の〝 1/24 〟は¥5000以下で手に入るのだから
現在コレクターにとっては貴重な存在と言えまいか。
〝 WELLY 〟に関していえば
〝 PORSCHE 〟のシリーズは出来栄えが
比較的良さそうなのでオススメする。