先日ついに新型の〝 HONDA CIVIC TYPE R 〟が正式に発表された。
同時にネットではトミカがミニカーの発売を決定したというオマケもついた。
前もって準備は万端、タイミングはバッチシ…。
皆の期待の高さを物語るようだ。
今回のNewモデルでは余計な〝 ゴテゴテ 〟感は消え失せ
〝 スッキリ 〟〝 マイルド 〟な印象に変わった。
今自動車業界ではそういうのが流行りなのかもしれない。
CIVICもそういう流れに乗ったという事なのか…。
思ってたよりイイ感じだ。
まるで〝 弾丸 〟のようでよりスピードが出そうに見える。
過去のモデルを見返してみたが
〝 スッキリ 〟で〝 マイルド 〟というと
以前の〝 TYPE R 〟のイメージに戻してきた感じか?
あくまでも個人の見解だが
HONDAのデザインと言うか……
日本の車全体に言える事かもしれないが
中身の〝 技術 〟は一流でも
デザインにおいては
〝 前 〟と〝 後ろ 〟の作り込みのわりに
〝 サイド 〟がペターっとアッサリして表情や陰影に乏しく
取っ手のついた〝 トビラ 〟だけがあるようで
〝 前 〟から〝 後ろ 〟への造形的なイメージの繋がりが途切れてしまい
〝 立体物 〟全体としての面白味に欠けてしまう。
今は昔よりメーカーの意識も変わり改善されているようにも見えるが
ヨーロッパのメーカーと較べるとどことなく
外観やその造形的コンセプトにおいての
〝 薄っぺらさ 〟〝 弱さ 〟を感じてしまうのは私だけか?
〝 フェラーリ 〟や〝 ランボルギーニ 〟〝 マクラーレン 〟を見た後だと
どうしても見劣りしてしまう……。
日本には元来、
〝 浮世絵 〟とか〝 大和絵 〟〝 歌舞伎 〟〝 生け花 〟や〝 書 〟
今じゃ〝 マンガ 〟や〝 アニメ 〟など
伝統的に〝 陰影のない 〟〝 平面的 〟な文化を持つ故に
作り手を無意識にそうさせてしまうのか……
逆にその〝 薄っぺらさ 〟が
日本独特の〝 オリジナリティ 〟を醸し出すのか…。
でも…所詮クルマは〝 立体物 〟だからなぁ……などと堂々巡りしてしまう。
しかしながら今回の〝 TYPE R 〟は
その造形的には面白味の無い
アッサリとした〝 サイド 〟に相応しい
〝 前 〟と〝 後ろ 〟のデザインに変更され
全体的には前の〝 FK8型 〟より
外観のバランスは良くなったと言えるのかもしれない…。