いつもふと思うことがある。元々“ネット”というものは実感に乏しいモノだ。はたしてこのブログは本州の方の目にも触れることなどあるのだろうか……?
本州の方と話していて感じるのは、どうやら彼らは札幌の雪は大したものではないと思っているらしい。天気予報とか雪まつりの頃に出て来る街の中心部の様子を見て、仙台あたりの感じをイメージしているのではないか………だとしたらそれは大間違いだ。街の中心部はロードヒーティングが充実しているので降っても積もりにくいが、一旦市街地を離れるとそこには、長い間“ココ”に住む我々にとって憂鬱な白い厄介者が辺りを埋め尽くしている。
我々からすると本州の方は一戸建て志向が強いように見えるが “ココ” で一戸建てに住むのなら少々の覚悟が必要だ。冬の除雪に1円もかけたく無ければ、当然だが自分で全てやらないといけない。家のまわり、そして…屋根。たとえ70、80のジジィババァになったとしても、体中痛くなるのを覚悟で屋根によじ登り、大きなスコップで雪を降ろす。落とした雪も後で何とかしないといけない…だから冬になるとローカルなニュースでは毎日のように、老人が屋根から落ちたとか雪の下敷きになってケガしたとか…亡くなった…とかいう話しを聞くようになる。