The Art from Hokkaido by SHIRAKAWA Hiromichi

Japanese artist's gallery and diary

真に偉大な人物とは…。

 祝日だった昨日、久しぶりに小樽へ撮影に行く車中で、元プロ野球選手で監督も務めた野村克也氏が亡くなったというニュースがラジオから聞こえてきた。
 彼は所謂エリート選手としてあの世界に入ったわけではなく、ギリギリでプロに入ってから賢明な努力に加えてその鋭敏な知恵によって三冠王になるほど選手としてあれだけの実績を残してきた。さらにキャリアを積み重ね、選手兼任で監督をするまでに上り詰める。そして監督としても三度の日本一に輝いた。当然メディアではここを取り上げるが、あまり強調されていない事に〝 人材を作り出した 〟事があると思う。彼の元でプレーしていた選手が今現在、数多く球界で指導者として重要なところで活躍しているのは皆さんもご存知の通りだ。あくまで野球だけに限って、素人の私のイメージで話しているのだが、その一方で王や長嶋は選手として一流の花形スターだったがそういうのがあまり見えてこない…。長嶋は中畑、MATSUIとかぁ〜あ〜…….。王は原、小久保…ウ〜ム…それだけか。あんまり大したことねぇなぁ。
 真に偉大な人物というのは、最低限その人自身の仕事の結果・実績はもちろんだが、更にそれプラスどれだけ多くの人に影響を与えたか、人材を作り出したのか、育てたかにあるのではないかと…ラジオからの一報にハンドルを握りながらなんとなくそう思った。