15日の日曜日、展覧会も無事に無事故で終了。終わってみれば5日間なんてアッという間です。
ともかくまず初めに今回来場された方皆様に感謝します。ありがとうございました。私自身この令和元年という特別な時に開催できて本当に良かったと思います。
来てくれた殆どの方は私の個展目当てではなく他の会場を見に来て偶然こちらに足を運んでくれた方達でした。じっくり見ていた人、逆にス~っと通りすぎるように見る人。彼らはどう感じたのだろう…か。話を聞けた方達は概ねいい印象を抱いてくれたように思います。中には過去に同じようなタイトルと構成でやった時に見たという方もいました。ともかく今回を機に私の作品を知っていただき更にブログにアクセスしてもらったり、次の展覧会に来て貰えたらなと思っております。
そして今回も大変お世話になったギャラリーのスタッフや係員の人達にもお礼を言いたい。札幌市民ギャラリーという場所は設備や使用料、アクセスの面などで非常に利用しやすい。たまにこんな所人が来るのかみたいな場所でロクな発信もしないくせに東京の一等地のそれを真似をしてやたら馬鹿みたいに高い使用料だけをボッタくるようなところと比べれば遥かに遥かに良心的である。
本来ならもっと前にだすべきだったが、遅まきながら今回の展示内容についての解説を簡単にしたいと思います。
今回「花というもの」を二つのアプローチで交互に組み合わせながら展示表現した。
● 一つはクローズアップによる花の肖像
室内でライティングし、明暗によって見えてくるカタチや生き物である故の複雑な細部や構造。時間や温度•湿度によって変化していく唯一無二のカタチ。今目の前にある花そのものの本質に迫っていくようなイメージ。
● 2つ目は花の咲いている風景を写したもの
人が踏み入ることのない、この国から離れたずっと遠くのどこか辺境の地でもない、身の回りのありふれた場所で咲く花だけれども周りの風景や人物と組み合わせて切り取ることによって今まで誰も気づく事のなかった美というか価値を見出す面白さ。見慣れた場所であればある程、作品を見た時の新鮮な驚きがたかまる。